人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自殺予告の手紙

「伊吹文明様。僕はいじめが原因で自殺することを証明します」
文部科学省トップに向けた自殺予告の手紙が話題になっています。


テレビでは色々な話が飛び交っていますが、ちょっと文章を見ると
精神的にかなり不安定な様子が伝わってきます。

漢字の使い方とか、送り仮名とかがめちゃくちゃな部分があったりして…。

ですが、今後こういった手紙が山ほど届くであろう事も視野に入れての
今回の文部科学省が呼びかけた判断は、良かったですね。
よく判断したと思います。


ボクの個人的な意見としては、もしこの手紙が事実だとしたら
この子は「自殺」と思い詰めているようですが
やはり本心では「生きたい」という気持ちが強いと思います。
(わざわざこういった手紙を書いてくるぐらいですからね)

だけど、「イジメられたから自殺して『復讐』を果たす」という形は、どうしても納得できません。

イジメられて辛いのも分かるし、周りの大人達に絶望しているのも分かります。

だけど、自殺して『復讐』になるかどうか。
ここは正直疑問です。


手紙の中に、何度も出てくる言葉。

「イジメは絶対に許さない」

許さないのであれば、絶対に生き抜かなきゃダメでしょ。
死んだら、せっかくここまで色々考えて、悩んでいるのに、そこで終わってしまうよ。

世間は、「またイジメで自殺者が出た」で終わってしまうに決まってる。
そして、その結果、このイジメに関わった人達に『復讐』を果たせたか?というと
絶対にこんな形じゃ『復讐』にならないでしょ。


昔から、すごく気になっている部分。

「イジメられたから自殺して『復讐』を果たす」

ホントに『復讐』したいのであれば、生き抜かなきゃダメ。
あと何年か経ったら、いくらでも『復讐』できる方法が見つかるし。

自殺するだけが復讐じゃないし、相手を殺すだけが復讐じゃない。

勉強、仕事、スポーツ、趣味、人間関係、人生経験…。

この世には、色んな方法があるんだけどなぁ、と思います。


この手紙が本物だろうが、偽物だろうが関係ないけど
「死んで『復讐』してやるぜ!」っていうのは、ありえないです。
by kkko-ta | 2006-11-08 01:28 | ひとりごと
<< 終わりません… 【小旅行♪】草津&軽井沢 >>