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ゲド戦記

昨日、奥さんと2人で「ゲド戦記」をレンタルで見ました。

ちょっといまさら…と感じですが^^;


奥さん的にはちょっとイマイチみたいだったですが
ボク的には、けっこう面白かったです。



このゲド戦記の中に、全体的に描かれているテーマは「生と死」。


「生きる事」を恐れ、自分自身の「影」に追われている主人公アレン。


「いのちを大切にしないやつなんて、大嫌いだ!」
新しい生活の中で、必死に生きようとする、親から捨てられ、顔に火傷の後が残る少女テルー。


「全てのものには終わりがくる。だけど、それを理解できるっていうのは、神様が人間にくれたとっておきの贈り物なんだよ。」
そう諭す大賢人ハイタカ(ゲド)。


「死」を極端に嫌い、不老不死への扉を開こうと企む、魔法使いのクモ。



そんな4人の関わりから、「生きるとは何か?」「死とは何か?」そんなメッセージがそこかしこに散りばめられています。




先日、松本引越しセンターの社長が自殺したというニュースがありました。

まだ42才…。

創業社長から引き継いだ二代目として、そして家庭を持つお父さんとして。
社員にも気さくに声掛けをする、とてもやさしい社長だったそうです。

だけどご本人は、経営の事で悩み、持病の喘息がひどく、本当に悩まれて決断した結果だったのかなぁ…と感じます。

非常に衝撃的でしたし、他人事ですが、もっと他の解決策がなかったのか…と悔しく思います。




今から6年前。
9月11日にアメリカで同時多発テロがありました。

ツインタワー崩壊。
犠牲者は2,600名。

あの事件をきっかけに、世界はテロとの戦いの渦に巻き込まれていきました。

考えの違う人間。
どちらも自分の主張を通そうとして、様々な方法で対抗しあう。

だけど、人の死をもってして、どうなるのか。
憤りを感じます。




今から62年前。
戦争が終わりました。

戦っている相手国の人と会った事もない人達が、国家の教育で「敵」だと信じ、命を奪う。

「カミカゼ」と呼ばれた特攻を筆頭に、「未来の為に死ぬ」という美徳を作り上げた。

反対にアメリカ人はそんな日本人を脅威に感じ、「生きて祖国に戻るために」必死で戦う…。

ここでも、「生」と「死」の考え方は大きく変わってきています。



ボクはやっぱり「生きたい」です。

もうちょっと細かく言うと、「死にたくない」という気持ちよりも、もっと「生きたい」と感じます。

これまでの30年間で経験した事以上の事が、この後の人生に待っているかと思うと、ちょっと楽しみでもあります。

だから、「死にたくない」というよりも、「生きたい」です。

終わりまで、精一杯走れれば、それはそれで幸せなんじゃないのかぁ…と感じています。

もちろん、これまでと同じように楽しい事も辛い事もあるかと思います。
楽な事ばかりじゃないんで、「楽しんで」だけでは走れないですが
嫌な出来事も、全てまとめて「愉しんで」走っていきたいです。
by kkko-ta | 2007-09-12 10:36 | ひとりごと
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